roam about 02
notitle (2016?)
いつ撮ったか、どこで撮ったか、思い出せないけど、
あの映画に出てきた建物に似ている気がする。
2日後にトビー・フーパーが死んだことを知る。
あの日にトビー・フーパーは死んだのだ。
正直言って、監督が死んだことに対しての感情をどう表せばいいのか分からない。
親近者なわけでもないし、ましては知り合いですらない、亡くなったことに対しての悲しみはあっても、いまいち実感がない。実感が湧かない理由のひとつは作者が亡くなっても、(多くの)作品は生き続けてしまうからだろう。
作品が生き続けることによって、監督の不在を気にしなくなってしまう。そんな気がする。
そんなことを考えてはいたが、わたしは単純なもので、点と点が繋がってしまったと気付いてしまうと、突然実感してしまうのだ。トビー・フーパー死んだんだって。死んだ日に、映画館で彼の作品を観ていたんだって。
そんなこんなで、トビー・フーパーの『悪魔の沼』『レプティリア』のどちらかを観たかったのだが、レンタルできなかったようで、同居人が代わりに『アリゲーター』を借りてきた。代理ワニ枠として鑑賞。トビー・フーパーのせいで、ワニの映画ばかり気になってしまう。『U.M.A レイク・プラシッド』まで観てしまった。次は『クロコダイルダンディ』を観てしまうかもしれない。小学生の頃、タイトルに惹かれるもビデオレンタルはしなかったクロコダイルダンディがどんな映画なのか、未だに想像を膨らませてはどこかへ仕舞ってしまう。まとまらないので少し乱暴だが、ここで本日は終わらせます。ではまた。